海道東征演奏会実行委員会(白秋のまちの音楽会)

演奏会のご案内

北原白秋生誕140年記念公演
「海道東征」演奏会

今回、第3回目の演奏会は、北原白秋生誕140年の節目に当たる記念公演として、3部構成で企画を立てました。

弦楽アンサンブルの流れるような美しいメロディ、ソリストによる独唱、アマチュア合唱団による合唱のハーモニーにより、豊かな響きで奏でる演奏会をご堪能下さい。また、会場の柳川市民文化会館白秋ホールは、九州でも指折りの音響と評判です。

*日  時
令和7年(2025年)12月7日(日)  開場13:00 開演14:00
*会  場
柳川市民文化会館(水都やながわ) 白秋ホール 福岡県柳川市上宮永43-1
*曲  目
第1部 混声合唱組曲「筑後川」 (丸山豊 作詩/團伊玖磨 作曲/岩田匡史 編曲)
第2部 こどもたちのうた「白秋メドレー」 (北原白秋 作詩/岩田匡史 編曲)
北原白秋の童謡・唱歌・歌曲よりスタンダードナンバー7曲を選曲し、子供達による合唱メドレーを弦楽アンサンブルの曲に合わせ奏でます。
第3部 交聲曲「海道東征」 (北原白秋 作詩/信時潔 作曲/岩田匡史 編曲)
*出演者
指  揮:現田茂夫(第1・3部) 牛島俊哉(第2部)
弦楽アンサンブル“WARASUBO”:
ヴァイオリン 工藤真菜 ヴィオラ 小倉由衣 チェロ 宇野健太 コントラバス 伊藤珠里 フルート 永田明 ピアノ 平洋子
ソリスト:
ソプラノⅠ 坂井里衣 ソプラノⅡ 古賀理紗 アルト 八巻啓子 テノール 江川靖志 バリトン 萩原潤
合  唱:白秋のまち“海道東征”合唱団(児童合唱団含む)
*入場料
全席指定 1階席 4,000円 2階席 3,000円
*近郊・遠方にお住まいの方で購入が困難な方は、お問い合わせ先までご連絡願います。
*主催者
海道東征演奏会実行委員会(白秋のまちの音楽会)

“海道東征”ってなあ~に?

「海道東征」は、北原白秋が晩年、病魔と闘いながら自らの集大成として昭和14年(1939年)に作成された長編詩で、八つの章から成っています。それは、日本のはじまりを描く叙事詩として「古事記」や「日本書紀」等の記述を基に、てんかいびゃく、国産み、天孫降臨、神武東征、大和政権の樹立までの物語を壮大にして格調高く、勇壮にして美しい大和言葉のリズム(韻律)で書き上げました。この詩に独唱、合唱、管弦楽のための「交声曲」(カンタータ)として作曲したのが、日本作曲界の創成期を代表する信時潔で、ひっせいの代表作です。

海道東征演奏会実行委員会(白秋のまちの音楽)は、この北原白秋の幻の大曲「海道東征」を柳川において歌い続けていく機運を醸成すると伴に、芸術文化の更なる振興にも繋げていくため、柳川より「海道東征」を諸所に発信し、多くの方々に聴いて歌ってもらえるような輪を構築するものです。

これまでの演奏会の紹介:

*第1回
北原白秋没後80年 交聲曲「海道東征」混声合唱組曲「筑後川」演奏会
令和4年12月4日(日) 柳川市民文化会館(水都やながわ) 白秋ホール 開演14:00~
指 揮:現田茂夫 管弦楽:九州交響楽団
*第2回
北原白秋生誕140年プレ公演 交聲曲「海道東征」混声合唱組曲「筑後川」演奏会
令和6年1月28日(日) 柳川市民文化会館(水都やながわ) 白秋ホール 開演14:00~
指 揮:現田茂夫 演 奏:弦楽アンサンブル“WARASUBO”
北原 白秋KITAHARA HAKUSHU

八つの章より成り立つ交聲曲「海道東征」

  • 第一章
    たか
    神話時代の天地開闢や神生み国生み、
    天孫降臨、東征(天業)を語る。
  • 第二章
    大和やまと
    神倭磐余彦命45歳の時、塩土の老人に聞いた
    日本の中心にある東方の美しい大和の地で政
    を行うことを決め、その大和に思いを馳せ、
    高千穂の地から憧れの気持ちを歌う。
  • 第三章
    ふな
    船出の準備が整い天候の良い時を見計らって、
    神倭磐余彦命の一行が日向美々津から出港
    する情景を歌う。
  • 第四章
    ふなうた
    船出にあたり、臣下の側から大君の長久繁栄
    を願って申し上げる「寿詞」と呼ばれる祝辞
    が歌われるとともに、祝詞の言葉を借りながら
    航海安全を願う船謡が続く。
  • 第五章
    はやすい
    いよいよ潮流の速い航海上の難所を迎え、
    あわせて敵が待ち受ける地域に入って行く
    場面。ここで、航路の水先案内人
    棹根津日子を得、宇佐の豪族の菟狭津彦と
    菟狭津媛の援護を受ける。
  • 第六章
    かいどうかい
    混乱と闇がまだ支配している瀬戸内海沿岸
    16年かけて東征し、吉備の国高嶋の宮で
    全ての準備が整う。いよいよ最終地浪速(難波)
    の地を目指して出発するにあたり、それまで
    の困難な海路を回顧する。
  • 第七章
    しらかたじょうりく
    大和の豪族長髄彦との戦いを暗示する場面。
  • 第八章
    てんぎょうかいこう
    神倭磐余彦命が天業を成し遂げ、憧れの
    大和橿原の宮で、神武天皇として即位する
    までを描く。(主題完結の章)
       

共に楽しく白秋ホールで歌いましょう

お知らせ

演奏会場へのアクセス

柳川市民文化会館 福岡県柳川市上宮永町43番地1
TEL:0944-73-7777

西鉄柳川駅からバスで10分
九州自動車みやま柳川I.C.から車で20分